講演会『オタク文化のいま』開催!!
コミックアカデミー実行委員会は、駒場祭1日目の11/25(金)に講演会『オタク文化のいま』を開催いたします。
本イベントは #東大ぱてゼミ の鮎川ぱて先生による講演と #文学部オタク講義 の千田洋幸先生による講演の2部構成となっております。
両先生ともに東大でポップカルチャーに関する人気講義を担当されておりますが、今回の企画はそんな「今、東大で最もアツい講義」をどなたでも体験できる貴重な機会となっております。
オタク文化を学問的見地から見つめ直してみませんか?
駒場祭1日目はぜひ『オタク文化のいま』にご来場ください!
講師紹介
鮎川ぱて 先生
現在東京大学にて『ボーカロイド音楽論』と題する人気主題科目を担当されています。
この講義は東大新聞に取り上げられ年間トップレベルの閲覧数を記録するなど、学内外から注目を集めました。
その人気ぶりは、 #東大ぱてゼミ タグのタイムラインからもうかがえます。
千田洋幸 先生
東大文学部にて、『現代日本のポップカルチャー』と題した近代文学特殊講義を担当されていました。
講義にはサイリウム持ち込み可の回があるなどそのユニークさが学内外で話題となりました。
当時の反響は #文学部オタク講義 タグのツイートからうかがい知ることができます。
各講演内容
鮎川ぱて先生「人はつねにボカロ史について語りそこなう」
「人はつねに愛するものについて語りそこなう」とは、スタンダールの言葉であり、また、フランスの批評家ロラン・バルトの最後の原稿タイトルでした。
現在教養学部にて開講中の主題科目「ボーカロイド音楽論」では、歴史的解説をほとんど行っていません。また私見では、ボーカロイドの歴史記述に成功している文章はほとんどありません。果たしてそれは、「ボカロの歴史」が愛されているゆえなのでしょうか。
この日は、東大ぱてゼミの特別編/番外編として、本編では慎重な距離をとっている、ボカロの現在と過去との関係についてお話しするという「蛮勇」を試みてみたいと思います。
千田洋幸先生「エンタメとカルトのあいだ――『シン・ゴジラ』と『君の名は。』をめぐって――」
庵野秀明『シン・ゴジラ』と新海誠 『君の名は。』――日本のアニメ文化の中で重要な役割を果たしてきた2人の監督の作品が、いま大ヒットしています。
今回の講演ではこの2作品について取り上げ、
- 両作品がなぜヒットしたのか
- 両監督の作品史の中でどのような意味を持っているのか
- 作品の中で、エンタメ的な要素とカルト的な要素がどのように親和し、あるいは葛藤しているか
- 2010年代の歴史と社会(特に「ポスト震災」という問題)にどのようにコミットしようとしているか、あるいはし損なっているか
などについて、講演の中で考えていきます。
場所・時間割等
開催日時 | 2016年11月25日(金) 東京大学第67回駒場祭 1日目 | ||
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鮎川ぱて先生 ご講演 | 12:30開場 13:00開始 | ||
千田洋幸先生 ご講演 | 15:30開場 16:00開始 | ||
会場 | 東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE EAST K011教室 ※即売会会場とは異なります。ご注意ください。 | ||
参加資格 | どなたでもご参加いただけます |